インタビュー
東京商工会議所 検定センター 青戸 大介 氏 松下 周平 氏 eco検定は環境教育の入門編。ぜひ挑戦してほしい。
東京商工会議所が実施する「eco検定」は、来年で10年の節目を迎えます。これまでの受験者総数は延べ約37万人。合格者約22万人。今後の展開や、担当者の思いについて、今年4月から新しく担当になられた東京商工会議所 検定センターの青戸氏と松下氏のお二人に熱い想いを伺ってきました。
eco検定の今後の展開とは
猪又:来年で10年を迎えるeco検定の今後の展開をどのようにお考えですか?
青戸氏:今後は特に合格者支援事業に力を入れつつ、変動する環境問題に対応するため、一度受験した方も再受験してくれるような、それだけ魅力のある検定にしたいですね。
松下氏:環境問題やCSRを担当している方だけでなく、幅広い業種、部署の方に受けていただきたいです。様々な分野で活用でき、すぐに使える知識が得られる検定であることを打ち出していければと思っています。ぜひ、環境教育の入門編として使ってもらいたいです。
青戸氏:最近は、eco検定を持っていることが、就職活動に役立った、という声や、大学の講義に取り入れていただくことも多くなったと聞きます。ぜひ環境教育の入門編として社会人の一般常識として多くの方に受けていただきたいと思っています。
eco検定は社内活性化のツール
猪又:eco検定の良さとは何でしょうか?
松下氏:公式テキストは、刻一刻と変わる環境問題を常に最新の状態にアップデートしているので、最新の情報をインプットできて、職場で使える、という点が評価されているのではないかと思っています。
青戸氏:結局eco検定とは、受験することよりも、合格後の知識を使って、みんなでエコに関する活動を行うための基礎知識になるものだと思っています。つまり共通言語ができる。
猪又:勉強はあくまでも手段。それを通じたコミュニケーションが生まれ、eco検定が社内活性化のツールになるということですね。
青戸氏:合格された方を支援するエコピープル支援協議会というものもあります。合格するためだけではなく、合格した知識を使ってエコアクションを起こしてくれる人を増やしていきたいですね。
eco検定は1回受けて終わりじゃない
猪又:12月には第19回eco検定が実施されますが、申込みを検討されている方にメッセージをお願いします。
青戸氏:再受験をお勧めしたいです!過去に受けられた方でも、環境の問題は排ガス規制1つとっても全く違うので、最新の環境問題を学んでほしいですね。
猪又:環境問題は日々変わっていきますからね。1回受験したら終わりではないと思いますね。
松下氏:これまでeco検定をご存じなかった方はもちろん、自分を取り巻く環境問題に少しでも興味を持った方にはぜひ力試しに受けてほしいです。
猪又:環境部の方は是非実力試しということで挑戦していただきたいですね(笑)
松下氏:そうですね(笑)でも真面目なところ、eco検定を受験する前と後では、業務含めて見方が変わると思います。
猪又:東京商工会議所お勧めの勉強方法はありますか?
松下氏:公式テキストを読んでいただき、習得度を測るために問題集(別売)を解いてもらうことです!
青戸氏:公式テキストは完成度が高いので、ぜひ!
猪又:12月の検定試験の受験者数が増えることを期待しています。
eco検定関連情報
▼第19回eco検定(試験日:12/13)申し込み受付開始!9/29~10/30まで!
お申込みはこちらから。
http://www.kentei.org/eco/
企業のCSR・環境活動の課題として最もよく聞かれるものの1つに、経営層や社員の巻き込みがあります。活動の重要性が社員に理解してもらえない、という課題をお持ちのご担当者様も多いのではないでしょうか。全社でeco検定を活用して環境教育をされている企業様にお話を伺いました。
▼eco検定企業活用事例
社内を巻き込む環境教育(1):自分でやってみせてから活動を広げる
http://www.amita-oshiete.jp/voice/entry/001392.php
社内を巻き込む環境教育(2):eco検定の受検で知識と実務がつながった
http://www.amita-oshiete.jp/voice/entry/001391.php
話し手プロフィール
青戸 大介 氏
東京商工会議所
検定センター 副主査
松下 周平 氏
東京商工会議所
検定センター
聞き手プロフィール
猪又 陽一
アミタ株式会社
環境戦略支援営業グループ CSRプロデューサー
環境省「優良さんぱいナビ」「おしえて!アミタさん」「CSR JAPAN」をプロデュース。サイト集客数を約300%アップさせる等、環境やCSR戦略・マーケティングに従事。自治体、大学や企業へのCSRコンサルティング、講演活動等経験多数。環境新聞で「CSRの光と影」の連載経験を持つ。
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