セミナー
九大OIP×アミタ 社会と企業のトランジションセミナー
概要
企業が将来に渡って持続可能であるためには、時代の趨勢を捉え、社会の変革を事業機会とすべく自らも変容していく姿勢が不可欠です。本セミナーでは、未来社会のためのイノベーションコモンズの実現を目指す九大OIP株式会社より最先端の知見を有する講師をお招きし、半導体を例に変革の予兆を捉え、社会と企業が移行を果たしていくための実践的なアプローチ方法を解説します。
AIの急激な発達は産業変化を促進し、半導体産業の更なる発展も予想させます。しかし長らく半導体産業で議論の中心にあった微細化などの技術的視点での検討は、半ば限界が見え始めており、エネルギー消費の増大、製造コストの上昇、信頼性の低下などの課題も増加しています。第1部では、情報通信技術(ICT)の本質に立ち返り、その可能性について社会応用の観点から俯瞰し、更に新たな材料や技術について述べる中で、新たな発展可能性について概観・解説します。
また、気候変動、水の安全保障、生物多様性の損失などの問題は、ますます複雑化・高度化しています。21世紀の社会が直面する「邪悪な問題」に対処し、より持続可能で望ましい長期的な未来に向けた社会の移行を促進するためには、デザインの新しいアプローチが求められています。第2部では、様々な産業セクターの移行に向けたイノベーションを促進するトランジッションデザインを紹介します。
これらインプットを踏まえて「社会と企業のトランジッション」をテーマにしたワークショップも予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしております。
こんな方におすすめ
- 持続可能な社会を目指す新しいデザイン思考に興味がある方
- イノベーション創出や持続可能性の実践的なアプローチを学びたい
- 次世代の半導体材料や情報通信技術(ICT)の動向に関心がある方
- デジタル社会の未来像や新しい技術トレンドに関心がある方
プログラム(予定)
第1部 次世代の情報通信技術(ICT)とは?-意識の拡張と響き合うコミュニティ-
原田 裕一氏
九州大学学術研究・産学官連携本部 教授 博士(工学)
九大 OIP 株式会社 コーディネーター (兼務)
第2部 持続可能性に向けたトランジッションデザインのアプローチ(仮)
羽山 康之氏
九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 助教
第3部 ワークショップ
宮原 伸朗
アミタ株式会社 取締役
開催概要
日時 |
2025年2月25日(火)15:00-17:40(開場:14:30) |
定員 |
25名 |
場所 |
JR博多シティ会議室 9階 会議室2 |
費用 |
無料 |
お申し込み
登壇者(プログラム順)
原田 裕一氏
九州大学学術研究・産学官連携本部 教授 博士(工学)
九大 OIP 株式会社 コーディネーター (兼務)
1994 年、チャルマース工科大学より NTT 物性科学基礎研究所に着任し、超伝導量子ビットの研究チームを立ち上げ、NTT 分社化には経営企画部の社長直属チームで長期戦略作成と M&A を進めた。2004 年に、オックスフォード大学にバイオナノ研究所を設置し所長を務める。2015 年に NTT を退職し九州大学に着任。産学官民連携にオープンイノベーションの枠組とアントレプレナーシップ教育視点による柔軟な概念実証を導入し、国内外 1000 人近くの方々と社会 (産業) 課題解決と価値創造に取り組む。
2024 年に設立の九大 OIP 株式会社では、産学官民連携をキャンパスハブという社会課題解決と人材育成を進めるプラットフォーム事業の立ち上げに尽力した。専門は、ナノテクノロジ (半導体微細化と材料物性) と量子コンピューティング。教育・社会活動として、学生起業のメンタリングやグローバルな地域産業活性化に取り組む。
羽山 康之氏
九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門 助教
九州大学大学院芸術工学研究院ストラテジックデザイン部門助教。ミラノ工科大学大学院デザイン学研究科博士(デザイン学)。一橋大学商学部・商学研究科経営学修士コースを経て、デロイト・トーマツ・コンサルティングにて経営コンサルタントとして勤務。デザインによるイノベーションの方法に魅力を感じ、ミラノ工科大学に留学(ストラテジックデザイン)、株式会社AXISにてストラテジックデザイナーとして企業の新事業、製品・サービス開発を支援。デザインと経営の学際的領域で研究とプロジェクトを推進。
2007年にアミタに合流後、環境管理リスクとコストを同時低減するシステムの導入支援、および企業へのコンサルティングに従事。その後、経営企画部門、新規事業開発のリーダーを経ながら、サーキュラーエコノミーの実践集団としてのコンソーシアム(J-CEP)の事務局を担当。2023年には内閣府が進める戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の研究開発テーマ「自治体協力回収プラスチックの分別・供給システムの確立」の研究開発責任者を務め、2024年1月よりアミタ株式会社の取締役に就任。
注意事項
- プログラムの内容は予告なく変更となる場合がございます
- 予告なく登壇者が変更になる場合がございます
- 同業者のご参加はご遠慮いただく場合がございます
- 録音、撮影はご遠慮ください
お問い合わせ
アミタグループ お問い合わせ担当メールアドレス: seminar@amita-net.co.jp
業務責任者: アミタ株式会社 代表取締役社長 岡田 健一
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