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Q&A

危機管理レベルの高い処理会社を見分けるポイントはありますか?

アミタ姫路循環資源製造所での
設備チェック風景

危機管理レベルを見分けるには、処理先が起こりうる事故・災害等のリスクを自ら認識し、その対策ができているかどうかが重要なポイントになります。
処理会社が事業継続計画(BCP)を策定していれば、その内容を確認するとよいでしょう。
また、計画の見直しや訓練等が継続的に行われているかどうかも併せて見ておきます。

処理会社の危機管理体制は大丈夫?

処理会社が受け入れる廃棄物の中には火災および可燃性や臭気を含むガス発生等のリスクを伴うものがあります。 特に危険物を扱う事業所は、廃棄物処理法に基づく管理だけではなく、危険物保管や施設管理等が消防法に基づき適正に行われているかどうかを確認するとよいでしょう。

また、受入物の確認を怠り、異物混入の見落とし等の原因で事故や災害につながるケースもありますので、受入物についての確認をきちんと行う体制が取られているか、ヒアリングしておきましょう。

処理会社の危機管理状況はこれをチェック

これらの事項は、実際に処理が行われている現地に赴き確認するのが望ましいです。 しかし、訪問が難しい場合は上記に加え、以下の様な点を書類等で確認するのも1つの手です。

  • 緊急時の対策手順があるか
  • 緊急対策の訓練等、従業員の教育が定期的に行われているか
  • 緊急時の連絡体制が整っているか
  • 津波・地震の際の避難場所が定められているか
  • 再稼動がすぐに出来る体制が整っているか、また非常用電源の備えがあるか

以上の例のような、緊急時を想定した対応策が考えられているかを把握しましょう。
気になる点があれば、遠慮せず処理会社に質問することも大切です。

排出事業者としての廃棄物処理の危機管理

処理委託先が受入停止になった場合に備えて、複数の業者と処理委託契約を締結しておく等、処理先の複線化を図っておくと安心です。処理先の複線化については、下記でご紹介している記事をご参考ください。

アミタの廃棄物管理関連セミナー

アミタグループの「廃棄物管理の法と実務セミナー」は、演習やグループワーク等の現場感覚を体験できる手法で、廃棄物管理業務に必要な知識を効果的に習得することができます。毎年延べ約250名が受講し、オンデマンド研修(企業出張型)を含めると年間延べ約3,000名の実績を誇るプロフェッショナルが、よりスムーズで確実な廃棄物管理業務を行えるよう、しっかりとサポートします。

廃棄物管理の法と実務セミナー

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アミタの処理委託先選定

アミタの廃棄物処理委託先選定は、不適正処理や事故等のリスクを最小限に抑えるための、重要かつ専門性の高い業務です。アミタは、長年の再資源化経験とノウハウを活かし、全国各地で委託先候補選定から現地確認まで代行し、委託先調査を支援しています。

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執筆者プロフィール
Ms.Sakurai.jpg

櫻井 洋子 (さくらい ようこ)
アミタ株式会社
環境戦略支援グループ カスタマーリレーションチーム

アミタ合流後、本社での広報・マーケティング業務やリサイクル拠点にて年間100事業所以上の現地確認対応やマニフェスト管理、製造所のISO14001運用などを経験。 2013年、蒲郡にあるリサイクルセンターの立ち上げ支援に関わった後、 現在は非対面ツールを使って環境ご担当者様の業務を支援する部署に所属。

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