Q&A
CSRの方針が迷走しています。何かいい方法はありませんか?
Some rights reserved by lululemon athletica.
自社のCSRを理解するために、まずは3つの順番で考えてみることをお勧めします。このイメージがつけば、具体的な議論、活動に移ることができます。
- Why なぜ自社にCSR部ができたのか?⇒背景・目的の理解
- What CSRとは何か?⇒概念・用語の整理
- Whom 誰に伝えるのか?⇒情報伝達の基礎理解
特に、CSR部署ができた背景・目的をしっかりと整理することです。
迷ったときはそもそもの目的に立ち返る
CSR活動に行き詰っている方のお話をうかがうと「概念・用語の整理」「情報伝達の基礎理解」を先に考えてしまい、自社のCSR活動の重点がどこにあるか把握できていない場合があります。
もちろんISO26000等の基礎知識は大切ですが「そもそもなぜ自社にCSRが必要なのか?」「自社にとってのCSRとは何か?誰のためにあるのか?」等、背景・目的に立ち返るのがよいでしょう。
そのために、自部署が創設された経緯や役割について業務分掌を調べたり、普段仕事以外に話さないような仲間とざっくばらんに話したりすることも有意義でしょう。
また、さいたま市から発行されている「CSRチェックリスト」でも初心者向けにCSRの基本が書かれています。参考にされるとよいのではないでしょうか。
執筆者プロフィール
猪又 陽一
アミタ株式会社
総合環境ソリューション営業グループ
ナレッジソリューションチーム チームリーダー
早稲田大学理工学部卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションにて理科教材編集やダイレクトマーケティングを経験、外資系ネット企業の日本法人やネットビジネスの立ち上げに携わる。その後、株式会社リクルートエージェントにて新規ビジネスを軌道にのせた後、アミタに合流。環境分野におけるマーケティングや仕事・雇用・教育をテーマに研究開発。「おしえて!アミタさん」「CSR JAPAN」をプロデュース。サイト集客数を約300%アップさせる等、環境やCSR戦略・マーケティングに従事。環境省「活かそう資源プロジェクト」メンバー。グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク BOP/ソーシャルビジネス分科会幹事。明治学院大学「CSR講座」、宣伝会議、有料セミナー等講師経験多数。
おすすめ情報
お役立ち資料・セミナーアーカイブ一覧
- なぜESG経営への移行が求められているの?
- サーキュラーエコノミーの成功事例が知りたい
- 脱炭素移行における戦略策定時のポイントは?
- アミタのサービスを詳しく知りたい
アミタでは、上記のようなお悩みを解決するダウンロード
資料やセミナー動画をご用意しております。
是非、ご覧ください。