コラム
循環のデザインから、循環を望ましいものにするデザインへ。これからのサーキュラーデザインとは?ハーチ×アミタ 循環の力でビジネスと社会を変える「サーキュラーデザイン」
サーキュラーデザインコラム第2回目は、ハーチの代表 加藤氏が、サーキュラーデザインの重要性とその実践や事例、また日本らしいサーキュラーデザインについて解説します。
※コラムについて...「サーキュラー」に関する事業を展開するアミタとハーチが、複数回にわたり「サーキュラーデザイン」を深掘りするコラムです。本コラム記事は両社のメディアに掲載されますが、本編は執筆側のメディアのみに掲載されます。今回はハーチが運営する「Circular Economy Hub」に本編を掲載します。
プラスチックのマテリアルリサイクル体験ワークショップの様子
(提供:ハーチ株式会社)
気候危機や生物多様性の喪失といった地球規模の課題に対するデザインの責任と可能性を最も端的に表す言葉として、 "By Disaster or by design(災害か、あるいはデザインによって)" という表現がある。
人類がデザインの失敗により自然災害などの激甚化や頻発化を引き起こし、結果として強制的にプラネタリーバウンダリーの内側に押し戻されるのか。あるいは、デザインの力によって災害などに見舞われることなく地球の資源の範囲内で平和的な繁栄を享受できるのかー。私たちは、その二者択一に迫られているということを意味するものだ。
最近は気候変動の影響で乱気流が頻発化し、飛行機事故のリスクが高まっているという報道を目にする。乱気流の増加で温室効果ガスを大量に排出する飛行機移動がしづらくなっていくことを考えると、改めて自然が人間をバウンダリーの内側に押し戻す力のすごさを感じる。
Disaster(災害)を受け入れるか、Design(デザイン)による解決を目指すかのどちらを選ぶかと問われれば、誰もが迷わず後者を選択するだろう。実際に、製品やサービスがもたらす環境負荷の8割はデザインの段階で決まると言われており、デザインは大きな問題を生み出す原因にもなる一方で、解決策としての可能性も秘めている。その具体的な手法の一つと言えるのが、本稿のテーマである「サーキュラーデザイン(循環設計)」だ。
目次
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コラム第1回:サーキュラーデザインで社会を「もっと」よくする ハーチ×アミタ トップ対談
コラム第3回:モノ・動機性(気持ち)・情報の循環 ー資源価値以上のものを巡らせるデザインー
サーキュラーデザインとは?
本編はハーチ株式会社が運営する「Circular Economy Hub」をご覧ください。 |
関連情報
2024年7月にハーチ×アミタにて『サーキュラーデザイン戦略セミナー ~「サーキュラー」でビジネスと社会を変革する~』を開催しました。動画・資料DLはこちらから。
執筆者プロフィール
加藤 佑(かとう ゆう)
ハーチ株式会社
代表取締役
1985年神奈川県生まれ。株式会社リクルートエージェントなどを経て、2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」などのデジタルメディアを運営するほか、横浜の循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」、東京都における「CIRCULAR STARTUP TOKYO」など、企業・自治体・教育機関との連携により循環経済推進に従事。英国ケンブリッジ大学サステナビリティ・リーダーシップ研究所Sustainable marketing, media and creative修了。東京大学教育学部卒。
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