コラム
『eco検定アワード』受賞企業から学ぶ!(その2)-【大橋運輸株式会社】 トラック会社が環境のためにできること eco検定応援キャンペーン!!
『おしえて!アミタさん』では、環境教育を推進しているご担当者様を応援するために、eco検定の過去の問題と『eco検定アワード』を受賞した企業の取り組みを紹介します。
更に、過去の問題に答えてご応募いただいた方の中から抽選で25名様に「公式テキスト」と「過去・模擬問題集」が当たるeco検定応援キャンペーンを開催しています。今回はキャンペーンの第2回。皆様のお申込お待ちしています。
「公式テキスト」と「過去・模擬問題集」が当たる!
eco検定応援キャンペーン(2)
過去問題 2 (第9回eco検定より出題)
京都議定書で削減対象となっている温室効果ガスは、二酸化炭素、[ ]、一酸化二窒素、HFC(ハイドロフルオロカーボン)、PFC(パーフルオロカーボン)、とSF6(六フッ化硫黄)である。 【選択肢】
(1) エタン
(2) プロパン
(3) メタン
(4) ブタン
問題の答えが分かった方は、ぜひeco検定応援キャンペーンにご応募ください。
お申込フォームは、この記事の最後にございます。
※キャンペーン期間:2012年4月25日(水)~5月25日(金)
『eco検定アワード』受賞企業から学ぶ!(その2)
【大橋運輸株式会社】 ~トラック会社が環境のためにできること~
「eco検定アワード」はeco検定合格者の中で、積極的に環境活動に取り組む人/団体を称え、その活動内容を広く周知するために2008年から実施している顕彰事業です。2011年に優秀賞を受賞した大橋運輸株式会社は、引越しサービスやリサイクル事業、一般貨物の運輸や給食配送等を行う愛知県の企業です。『トラック会社が環境のためにできること』というテーマで多角的な環境活動メニューを揃え、着実に取り組んでいます。また、会社敷地内の空き地を利用した農園や、リサイクル事業に絡めた途上国の児童の生活向上支援等、新たな活動も積極的に展開し、高い評価を受けています。
『エコ活動5本柱』を設定
同社では、自社における環境への取り組み方針を『トラック会社が環境のためにできること』としてまとめ、『エコ活動5本柱』を定めました。5本柱の内容は、『廃棄物の発生抑制』『社員のエコマインド向上』『エコの輪を広げる活動』『CO2排出削減』『エコからつながる支援活動』。それぞれの柱は具体的な事業や行動へと落とし込み、着実に実践しています。
たとえば、『CO2排出削減』の柱では、社員のエコドライブを推進しています。年に一度エコドライブ講習を受講させるほか、トラック全車にデジタルタコグラフを設置し、ドライバーの運転状況を24時間記録。個人別・課別にアイドリング時間を集計して発表する等してエコドライブの徹底を図っています。
会社敷地内のミニ農園で社員教育
『社員のエコマインド向上』の柱で取り組んでいることの1つは、本社敷地内の空き地を利用したミニ農園『オオハシ・ファーム』。本社食堂から出る生ゴミや植栽の手入れで発生する枝葉をコンポストで堆肥にして利用する等、環境にやさしい農園作りを心がけています。社員だけでなく、社員の家族や地域も巻き込み、広い範囲で環境にやさしいマインドが育っていくことを目指しています。
また、全社員に向けて『eco検定』の受験を推奨。検定対策勉強会の開催や受験料の補助、合格者への表彰・記念品の贈呈を通して社員のモチベーションアップを図っています。
業務で発生した不用品を活用し、リサイクル事業を展開
『廃棄物の発生抑制』の一環として、リサイクル事業も始めました。引越しサービスをはじめとする業務に伴い発生する不用品(家具・贈答品・古い家電・自転車等)を、フィリピンやカンボジアに輸出する事業です。日本では即廃棄されていた品々がこれらの国では必要とされていることを知り、ごみを処分するだけの事業からリサイクルする事業へと発展させました。長期継続を図るため、ボランティアではなくあえて事業として行っています。
また、この事業から派生して、『エコからつながる支援活動』にも取り組んでいます。リサイクルする品々をフィリピンへ輸出する際、社内で子ども靴や衣類を集め、恵まれない子どもたちに無償で届けるという活動です。捨てるしかないと思っていたものが、実はまだ利用できる可能性があるということを社員に意識させるきっかけとなりました。
企業の環境活動は、ただ取り組めばいいものではありません。事業を行う上で環境負荷が高いものは何かを考え軽減に向けて取り組むことや、自社が持つ未利用資源に注目し活用することで、効果的で価値のある活動になるのです。環境活動の柱を定めることで、意識が重点課題に集中し、新規事業開発のきっかけも掴めるかもしれません。『○○会社が環境のためにできること』という問いかけを、御社でも行ってみませんか?
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