Q&A
ウェブの活用を積極的に行っている(参考となる)CSRサイトはありますか?
前回はCSRサイトの見直しポイントについての記事を取り上げました。
ウェブの活用を積極的に行っているCSRサイトは数多くあります。そこで今回は多くの方がご存知のサービスを展開している国内・海外のサイトを1サイトずつご紹介します。
事例
国内事例 サントリーホールディングス様
http://www.suntory.co.jp/eco/
海外事例 スターバックス・コーポレーション様
http://www.starbucks.com/responsibility
両社ともブランド力があり、自社のファン作りが上手な企業として、ご存じの方も多いかと思います。
まず注目すべきは、両社ともサイトの一番目立つグローバルナビゲーションに自社が力を入れているCSR活動コンテンツへのメニューがあるということです。
グローバルナビゲーションにCSR活動コンテンツへのメニューを設置することからもサイトに訪れた方にしっかりと見てもらおうという意識が伝わってきます。
もう1点注目したいのが、CSRコンテンツのページだけで両サイトとも100ページを超えるボリュームがあり、非常に見ごたえのあるコンテンツになっています。
1ページ1ページもCSR報告書の焼き直しではなく、しっかりと作られています。
両社ともCSR報告書とCSRページは、別のメディアとして力を入れて取り組んでいることが伝わってきます。
参考にすべきポイント
では、個別に何点かよい点をご紹介したいと思います。
サントリーホールディングス 様
- 特に力をいれている『水』をテーマにした環境活動について特設ページを作成している。
- 活動を伝える写真や動画を多く活用することによって、訪れたユーザーが活動の内容をイメージしやすくしています。
- 毎月のように更新を行い、動きのあるサイトになっている。
- 企業TOPからのCSRに関するメッセージがしっかりと綴られています。
- CSR責任者からのメッセージ動画などから真剣に取り組んでいることが伝わってきます。
- サントリー同様、活動の写真や動画などが豊富にあります。
- ユーザーとの共同でのCSR活動を行っていることを伝えるとともに、その活動にする意見をユーザーから広く募っています。非常にオープンな組織に感じられます。
- CSRページとソーシャルメディア(Facebook等)との連携も行いより広く情報発信をしています。
いかがでしたでしょうか?
これからCSRサイトをつくる際に上記の2社までは、一足飛びにいくことは難しいとは思いますが、参考になる部分は数多くあると思います。
実現できそうなところから取り組み、少しずつサイトを充実されてはいかがでしょうか?
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執筆者プロフィール
江田 健二
RAUL株式会社
代表取締役社長
慶応大学経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部(リソースグループ)に所属し、電力会社のCRMプロジェクト/大手化学メーカーのSCMプロジェクト等に参画。2003年に独立後、アクセンチュアで経験したITコンサルティング/エネルギー業界の知識を活かし【IT技術を活用し環境問題の解決に取り組む】ことをミッションとするRAUL株式会社(環境ビジネスコンサルティング会社)を設立。HPの環境認証サービス【グリーンサイトライセンス】など企業が気軽に取組めるサービスを開発・提供している。
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